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On30で復活!
ブーピープバレイ鉄道

ブーピープ・バレイ鉄道の車輌たち(HOn)

2輛の珍車とテーブルレイアウト(HOn)


ブーピープ・バレイ鉄道の車輌たち
記憶を辿りながら書いていますので、私の思い込みがあるかもしれませんが多少のことはお許しください。
荷物電車その後…岐阜のチンチン電車

 この「荷物電車」は、岐阜の路面電車について書いたものです。廃止される前の車輛カラーは、名鉄色の赤と白のツートンカラーでしたが、それ以前は黄色(黄色に近いオレンジ?)と濃い緑のツートンで、まだ四輪のトロリーポールをつけたチンチン電車が存在した時代のお話です。
 岐阜の路面電車は、名鉄岐阜市内線・鏡島線・高富線などで、他に黒野線・美濃町線・谷汲線などがありましたが現在はすべて廃止されてしまいました。日常あたりまえの存在であった岐阜の路面電車について何か記録として残しておきたいと思い、この「荷物電車その後」を書きます。ただ私の記憶の範囲内なので、間違った記述があるかもしれません。
 『そして「チンチン」と いいながら こうさてんの きゅうカーブをまがって みえなくなりました。』まさに、すべての岐阜の路面電車がみえなくなってしまいました。このイラストの交差点の角にあった「デパート」は丸宮デパート‥‥これも今はありません。

通学で利用していたチンチン電車

 トロリーポールをつけた四輪のチンチン電車は、私が高校1年の時、通学に利用していました。(そのころの集電装置はトロリーポールではなくビューゲルなっていたかもしれません。)
鏡島線の鍵屋で乗って、徹明町で乗り換え、繁華街の柳ヶ瀬を通って鵜飼いで有名な長良川の長良橋を渡って終点の長良北町で降りて学校へ。その先は、終点の高富まで行く高富線がありました。高富線は木立の中や人家の軒先、田園風景の中を走るほんとにのどかな路線です。高富線だけでなく、美濃町線、谷汲線もそうですが。
 朝の通学時は、とにかくいつもいつも満員御礼で積み残しがあるくらいでした。車掌は、乗客をむりやり詰め込みドアを閉めて手動式の鍵をかけると、天井から吊るされたロープを2回引っ張り運転席にあるベルをチンチンと鳴らすとやっと出発進行です。毎日がそんな状態だから雨の日、猛暑の時は大変です。
夏といえば、日差しをさえぎるための木製のブラインドが結構役立っていました。窓を降ろしブラインドを上げると日差しはさえぎられ、風が適度に入り込んできて癒されました。今では考えられない気持ちいい柔らかな風ですね。
 鵜飼いのシーズンの夜、チンチン電車に乗ると長良橋を通る時に、車窓から鵜飼いを見ることもできました。一瞬ですが‥‥
一度でいいから、あのロープを引っ張って「チンチン」と鳴らしてみたかった‥‥。
《ビューゲルはポールに代わる集電装置で、日本では弓型集電器とも呼ばれていました。》




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