このサイトのコンセプトは何?と聞かれると返答に窮します。あえてコンセプトといえばすべて私のイラスト、デザインで埋め尽くしていくということでしょうか。
某世界の電気メーカーを退職し、フリーランスになって20数年。その間にやってきたシゴトを自己満足的に展示していきます。ものを片付ける時「あぁ〜あの時はこうだった、あぁだった…」と感慨に浸り、なかなか片付けが進まないように、自分の昔の作品を眺めながら「あぁ〜懐かしいなぁ〜」なんていう思い出がサイトリニューアルの作業を遅らせるかもしれません。他のサイト制作管理も数多く手掛けていますが、さて自分のサイトをどうアピールするかと考えると、自己顕示欲のない私としては、なんだか少々メンドくさい…。
「表現することは恥ずかしいこと…だから自己に責任を持たなければならない…」と絵本で有名な画家の安野光雅さんが言っていました。自分が表現したものを見ていただくわけだから、その恥ずかしさに対して「ごめんなさい」という意味をこめて、このサイトのマークを「御免印」にしました。
'95年くらいだったと思いますが、最初のサイトを公開しました。当時はYahoo!への登録も簡単にでき、「BOPEEP STUDIO、山田晴久による作品を美術館風に陳列」というわがサイトの説明文をYahoo!が考えてくれたのです。しかし、サイトの内容がどんどん変化し、「作品を美術館風に陳列」という説明文とはかけ離れてきました。確かに最初のサイトは「美術館風」でしたが、リニューアルするにあたって「美術館風」という説明が重い荷物となっています。
まぁ、自分の作品を公開するんだから「美術館風」でいいか‥‥。
実をいうと、私は団塊の第三世代になります。(2007年問題で大量に定年退職する方々を団塊第一世代すると第三世代)某世界の電気メーカーでの同僚は、定年退職を前にほとんどが早期退職の道を選んでいます。
会社でのデザイナーは、30代近くになるとやむなく管理職になってしまい、デザイン現場から離れてしまうのが常です。同僚も30代から20年近くもデザインの仕事をしていません。中には管理職が向いているデザイナーもいますが。
私たちの世代で、まだデザイナーとかイラストレーターを現役で続けている方はいるのでしょうか。もしそんな方がいたら、このサイトを通じて是非お話をお聞きしたり情報交換ができたらと思っています。
恥ずかしながらの私の作品を無料でダウンロード(個人的使用に限りますが)していただけるページもあります。
|